項目
翻訳の価格
翻訳の価格は、外国語を和文に訳すのか、あるいは和文を他の言語に訳すのかで異なります。
また、翻訳をする文章のジャンルや、元の言語によっても価格が異なります。
一般的には、外国語を和訳するよりも、日本語を外国語に訳すのほうが値段が高い傾向にあります。
文章のジャンルにおいても、工業技術や一般科学といった文章よりも、医学や薬学系の文章であったり、あるいは特許の明細書などが値段が高くなります。
これは専門性や難易度、そして翻訳量による違いでもあります。
和訳の場合、一般的にはアジアの言語は値段が安めで、ヨーロッパ・中東の言語は値段が高めとなっています。
ドイツ語翻訳
コンピュータ分野の翻訳においては、ドイツ語が必要になることはほとんどありません。
コンピュータ用語のほとんどは英語によるものばかりですし、ドイツ人は高い英語力を持っているため、ドイツ語を使わず、英語でのやりとりに全く支障がないからです。
ドイツ人も世界に向けて情報を発信しようとすれば、英語を使うわけですから、世界向けの情報については全くニーズがないといってもいいでしょう。
ただし、ローカル向けの情報に関してはドイツ語で行われます。コンピュータ分野のニュースなどは世界に向けて発信されるものがほとんどですから、ドイツ語翻訳のニーズは少ないことに変わりはありませんが、全くないわけではありません。
翻訳会社に求められるもの
翻訳会社に勤める人たちと言えば華やかなイメージもあります。『ハリウッド映画の字幕翻訳』や『世界的大ヒットの小説を翻訳』のようなものを思い浮かべます。
しかし、現実的にはそのような映画翻訳、ベストセラー小説の書籍の翻訳をしている人はごく一部の翻訳会社に勤める人たちです。
ほとんどの翻訳者は、自身の会社を通じてクライアントから依頼された原稿を受け取って、パソコンを使用して訳を入力していくという地道な作業をしています。今は会社からフリーランスの翻訳者に業務を依頼する形式を取っているところも珍しくありません。
翻訳会社を探す時に気をつけたいポイント
翻訳会社を探す時にいくつか気をつけたいポイントがあります。安くて早いからと言うだけで選んでしまうと、あとから後悔してしまう可能性があります。
翻訳会社を探す時に、しっかりとした会社を選ぶことが大切です。まず、納期の期間が早すぎたり遅すぎたりしないこと。次に、アフターサービスがしっかりしていること。そして、翻訳してほしい言語と分野での実績があることです。
以上の点をふまえて選べば、失敗せずにスムーズな仕事ができる可能性が高いです。しっかりと情報を集めてから、自分の依頼する仕事にあった会社を選ぶことが大切です。
今どきの翻訳会社の実情
翻訳会社といえば映画の字幕作成や海外文学の翻訳をしているイメージがある方が多いと思います。そのような翻訳会社はごく一部で、多くの会社はそれ以外の書類やインタビュー記事といったものをフリーランスの方に委託して翻訳を行っているのが現状です。
今は一昔前と違って多くの方が他国の言語を勉強しているので翻訳者を目指す方も多くなっています。翻訳というもののすそ野が広がった分、品質が下がったものが出てくることも多くなってきているようです。しかし、フリーランスが仕事を定期的に受注するためには品質を上げる必要がありますので勉強を欠かさない必要があります。